12.3 39の誕生日の記憶。
気付けば救急隊の方が起こそうとしていた。あまり、記憶にない。断片的に、何かが自分の中で崩れ落ちた日だった。台所で意識を失った。生きている心地がしなかった。
妻から誕生日プレゼントを頂いた。分厚い本のカタチをした箱だった。自己肯定感が少なくなってるから、その中に大事なモノを入れて欲しいとの事だった。それ自体を理解する事も難しかった。
なんとか気を戻し、それから3日後の通勤から仕事に行けなくなってしまった。通勤中の車の中でも動悸が激しかった。いつもの時間にいつもの駐車場に着いたけども、どうしても降りる事が出来なくなっていた。自分でもよく分からなかった。
2019年8月5日の朝の出来事だった。
生まれてきて本当によかったのだろうか。
このまま生きて大丈夫なんだろうか。