11.24 実写版サザエさんをみて。
久しぶりにテレビを付けた。ドラマを観た。サザエさん50周年、20年後の世界を実写化。1週間前から楽しみにしていた妻はソファで眠っていた。どうして。こんなに面白いのに。
世界観は現代の日本社会を反映させていた。一家はスマホで連絡を取り合っていた。タラちゃんには妹が出来ていた、ヒトデちゃんという奇妙な名前だった。
そんなタラちゃんは就活で自分が何をしたいのか分からない事に悩み、鬱屈し、自由奔放なイクラちゃんを羨んでいた。カツオ、ワカメは好きな事を仕事にするも自分の力では通用しない事で苦しみ、悩み、出口を探すように、逃げ道を探していた。
そんな成長したのに、楽しくなさそうな子供たちをサザエさんは元気にしてくれる。確か、こんな感じのセリフだったか
ー本当に自分がやりたいことをやればいいじゃない。辛い思いしてまでやりたくないことやらなくていいじゃない。ー
胸を抉られるような、かさぶたを剥がされて、特効薬を塗られた気分だった。猫のタマを含む9人の大家族は1つになりハッピーエンド。それぞれの世代で共感を与えることが出来るドラマだなと思った。
けれど今、そんな大家族もあまりに少ない。同じような悩みを背負って生きるひとは多いけれど、助け合える家族や、地域コミュニティが今は少ないんだろうなとおもった。でも結局、社会はそれを必要としているかも知れないなあ。
そして波平さんはフネさんの料理をみんなで美味しく食べたかった。ただそれだけだった。
そんな家族を俺も作りたい。
神座ラーメンも久しぶり。白菜がしみて美味い。